【ヘタレ】初めての国際学会で海外に行き、英語のできなささと度胸の無さを痛感した
こんにちは。
この前海外での学会発表を経験したので、その時の体験をお話しします。
学会そのものにはあまり焦点を置いておりません。
つまるところ"勉強が足りず、英語を話す度胸がなかったので英語でほとんどコミュニケーションが取れず、反省しました"といった内容です。
- どれくらい英語できるの?
- うまく聞き取れない…日本出発~発表直前まで
- あっという間に終わったポスター発表当日
- 自ら壁を作り、まともに会話出来なかったエクスカージョン、学生だけの食事会
- 最後に言いたいこと
どれくらい英語できるの?
私の英語の実力を今までのテストやらで表すなら以下の通りです。
・TOEIC645点(リスニングが酷い)
・センター試験の筆記は9割くらい
・理系なのでもちろん論文は定期的に読む
と、いうことで読む方はある程度はできるかもしれませんがリスニングの方が苦手です。
海外旅行は韓国や東ヨーロッパのツアーの経験がありしたが、いずれも案内をしてくれる日本人のガイドさんがいらっしゃったのできちんと英語を使う機会はほとんどありませんでした。
ところが今回は研究室の数人で行き、そして先生とは基本的には別行動で自分たちで英語でコミュニケーションをとる必要がありました。
行く前から、きっと苦労するんだろうなぁと思っていました。
うまく聞き取れない…日本出発~発表直前まで
学会の準備などは省略します。
発表の形式はポスターです。このポスター形式というのは大きな一枚の紙に
自身の研究を纏めて壁に貼り、見に来てくれた人に説明や議論をする形式です。
国際学会の場合は英語で喋るのが一般的です。
さて、出発当日です。飛行機が朝出発でなおかつ前日まで発表のポスターを最終的な修正をしていたためほとんど寝れていませんでした。すでにつらいです。
向こうに付くのは朝でしたので機内ではあまり寝ないようにしていました。
うまく行けば時差ボケを回避できるのではと思っていましたが、期間中ずっと眠かったのできっとあまり効果がなかったのだと思います。
その眠い状態で迎える最初の難関は入国審査です。
なんでウチに来たの?どのくらい滞在するの?的なことを聞かれます。
海外に行くときには最低限このやりとりができるくらいの英語力が必要です。
しかし私は早速リスニング力の無さを発揮し、正確に聞き取れず聞き返してしまいました笑
すると職員の方はため息をつきながらめっちゃゆっくりリピートしてくれます。
※この時点ですでに帰りたくなってきています。ちゃんとリスニングの勉強をして耳を慣らしておくべきだった。
そして英語できないと嘆きつつもなんやかんやで、会場の最寄駅に着きました。
会場の最寄駅につくと今度は車でホテルまで連れて行ってもらったのですが、
その間に運転手や一緒に乗っていた方から話掛けられます。
現地で初めての英語での会話でした。
残念ながら何を言っているかしっかりとは聞き取れませんし、聞き取れて返事をするにしてもどういう風に喋ればいいのかよくわからず、うまく会話できません。
それに対して、こちらにペースを合わせてくれるおじさん、優しすぎです…
ホテルの近くに到着すると車から降ろしてもらい、チップを渡してその方々とお別れしました。
宿泊場所はホテルというよりは寮に近い感じでした。
部屋は二人部屋で、 そこそこ広く、Wifiも飛んでいたので大変助かりました。
トイレとシャワーは共用でシャワー室はトイレと傾斜が付いているだけの簡易な物でした。シャワーの脱衣所には服などを置く台などはなくフックしかなかったので、自前のビニール袋をフックにかけてそこに服などを入れていました。うーん不便だ。
なんとこの宿泊所には偉い先生も多くいらっしゃっていて、トイレとかラウンジで気楽に声掛けられて驚きました笑
発表は二日後でしたので、その日は一日発表の練習をしていました。
夜ご飯はビザ屋で食べたのですが、思ったよりもこちらの英語が伝わっていないようでした。店員さんが少し怖かったです。滞在した場所はだいぶ田舎の方でしたので、まともに英語を喋れない人に慣れていないのでしょうか。
適当に単語を並べてピザを購入すると、分かってはいましたがその大きさに驚きます。
大きさは四つあってその中で一番小さいのを頼んだのに笑
そんなこんなで初日は終了しました。
続いて、翌日の朝。
このとき気付いたのですが、朝にシャワー浴びる人が多かったです。
私は夕方に浴びていましたが、隣に人がいたことはありませんでした。
朝食は近くのサンドイッチ屋で済ませました。
店員さんの話すスピードが速かったものの何とかオーダーだけならできました。
朝食を済ませた後は学会のチュートリアルがありました。
しっかりとは聞き取れないものの、わかりやすい説明のスライドがあったので多少は頭に入ってきました。スライドの見やすさは大事ですね。
夕方は司会者の家でのWelcomeパーティーに行きました。
演奏者がいたり、特設トイレがあったりと色々用意してくださっていました。
そしてその席には某ノーベル賞受賞者の方もいらっしゃっていて、つたない英語でお願いをして一緒に写真を撮って頂きました。優しかったです。
会が終わったのは午後10時くらいでした。その後速攻で寮に帰りシャワーを浴びて、翌日のポスター発表に備えて少しだけ発表の練習をしてから寝ました。
あっという間に終わったポスター発表当日
翌日、発表日です。
ポスターは夕方からでしたので、まずは口頭発表を聞きます。
立派な会場には各国の偉い先生方がずらり。こんな場所で発表するのはさぞ緊張するんだろうなぁ…
相変わらず英語はあまり聞き取れませんでしたが、専門用語やスライドの助けもあってある程度なら言っていることがわかりました。
一方で、時差ボケで眠くて普通に居眠りをしてしまった場面もありました、ごめんなさい。(ちなみにに周りを見ると結構寝ている方がいらっしゃいました笑)
その日の昼食は学会会場のロビーで頂きました。
そこで、日本人グループはいつも通り手を合わせて「いただきます」、「ごちそうさまでした」と言うのですが、まわりは何も言わずに食べ始めていて、普段の私たちの習慣が当たり前ではないと実感しました。
海外での生活はこういった日ごろ私たちが行っている何気ない動作について考える機会
にもなりますよね。
夕方になるといよいよ私たちのポスター発表の時間です。
一応ちゃんと準備していたもののやはり緊張しました。
さぞ真面目な雰囲気で行われると思いきや実際にはドリンクチケットが配られ、
発表を聞く方はお酒を飲みながらと、とてもラフな感じでした。
質疑応答の時間では何回も質問の確認をしてしまいましたし、うまく伝えられないことが多かったのですが、とてもよくして頂きました。相手が学生だからだと思うのですが
とても優しかったです。
苦戦しながらも、なんとか発表と質疑応答をこなしていくうちに、気づいたら発表の時間が終わっていて、会場から追い出されました笑
といった感じで、発表中には特に問題はありませんでした。
自ら壁を作り、まともに会話出来なかったエクスカージョン、学生だけの食事会
さて、タイトルにあるように、残念な思いをしたのはこの後のことです。
私の発表の数日後に、エクスカージョンという学会が提供している小旅行がありました。行き先にはいくつか選択肢があり、好きなところを一つだけ選ぶ形式でした。
移動中のバスでは英語が飛び交っています。そして私にも話しかけてくださって方もいらっしゃったのですが、まともに会話できませんでした(特に英語がネイティブの方)。
もう冷や汗が半端なかったです笑
こっちが相手方の話していることがわからなければコミュニケーションどころの話ではありません。なんか喋ってもいまいちな雰囲気になるし。
そして私はすぐ自信を無くしてしまうので、そういう思いをすると話すのが億劫になってしまいます。ははっコノ根性なしめ。
エクスカージョンの終わりには、どこかのホテルで食事会をしました。
ここでも複数人でテーブルを囲んで英語が飛び交います。
会話が速い… そして会話に入ることもできず非常に気まずかったです。
ここで頑張って喋ろうとする度胸がないのも非常に私らしい…笑
そしてまた別日に学生だけが集まる食事会がありました。
修士は私たちだけでしたが…
どこから来たのかということを言い合う機会があったので話を聞いていると
ケンブリッジ、オクスフォード、インド工科大などなど素晴らしい大学の方々がいらっしゃいました。
そしてここでも会話に入っていけない…笑
日本人で固まっていたのが良くなかったです。
日ごろどういった生活を送っているのだろうか、趣味はなんだろうか、どんな研究をしているのだろうかなどなどいろいろ気になるものの、話しかけるには至りませんでした。
そのうちある学生の方が、「初日僕たち話したよね、覚えてる?」といった感じで
話掛けてくれました。
しかし私、当時の会話を思い出せないという致命的なミスを犯します…笑
さらに、それでますます緊張してしまいました。
話の切欠だしなんか返せば十分なので「あっ時差ボケで寝ぼけていたんで思い出せないわごめんごめん、どんな話したっけ?」とでも伝えればよかったのですが、実際に口をついて出たのは…
「Sorry, I don't know」
………
……
…
何言ってんだこいつ~~~~!(;'∀')
なんだよ、あいどんとのうって。何年英語習ってんだほんとに…
で、このあと粘って話を続ければよかったものをそのあと会話を広げることもなく、速攻で会話が終わってしまいました。
折角話しかけてきてくれたのにごめんなさい…
英語ができなくても、可能な範囲でコミュニケーションをとるべきでした。
こうやって文章で書くと、私が最も反省すべきなのは間違えるのが怖くて自分から話に行くことを控えてしまったことであり、そのことを私自身がすごく後悔していることに気づきました。折角の海外の学生さんとお話しできるチャンスだったのに勿体なかったです。
次こそは勇気だして失敗を恐れず、英語で話しかけていこう。
もちろん、英語自体の勉強もしないといけませんね。
最後に言いたいこと
・学会でもなんでも、海外行くときには英語勉強しておいた方が良いと思う!
・外国の方と会話する機会があるのだから失敗を恐れずに積極的に話した方が良いと思う!
それでは。